自作PCの究極ガイド:TUF-GAMINGとCore-i7とメモリ32GB作ってみた【初心者でも安心の解説】

自作PCの組み立ては、夢のPCを手に入れる最良の方法です。

初心者でも安心して組み立てられるように、このガイドでは必要なパーツ選びから組み立て手順まで、分かりやすく解説します。

自分だけのPCを作りたいと思った瞬間から完成まで、全てのプロセスをカバーします。

※なお、本記事は2019年12月に自作した私のPCを元に作成しておりますので、古いパーツについてはご了承ください。

それではいきましょう!

目次

自作PCのメリット

自作PCの魅力とは?

自作PCは、自分だけのオリジナルPCを手に入れるための最高の方法です。市販のPCとは異なり、必要なパーツを自分で選び、カスタマイズできる自由があります。ここでは、自作PCの主なメリットを詳しく見ていきましょう。

カスタマイズの自由

自作PCの最大のメリットは、パーツの選定とカスタマイズの自由度です。自分のニーズに合ったスペックを追求できるため、理想のパフォーマンスを実現できます。

  • CPUやグラフィックカードの選択: 最新のゲームやグラフィック処理に対応するために、高性能なパーツを選べます。
  • ストレージの拡張: 大容量のHDDや高速なSSDを組み合わせて、自分の用途に最適なストレージ環境を構築できます。
  • 冷却システムのカスタマイズ: オーバークロックや静音性を重視した冷却システムを選ぶことで、安定した動作を実現します。

コストパフォーマンス

市販のPCと比較して、同じ予算でより高性能なPCを組み立てられることが多いです。これにより、コストパフォーマンスが非常に高くなります。

  • パーツ単位での購入: セールや中古市場を利用することで、予算内でより良いパーツを揃えられます。
  • 不要なソフトウェアの排除: 自作PCには、自分に不要なソフトウェアがプリインストールされていないため、スッキリとした環境を維持できます。

学習と経験の向上

自作PCを組み立てることで、ハードウェアの知識やスキルが向上します。この経験は、将来的にPCのトラブルシューティングやアップグレードの際にも役立ちます。

  • ハードウェアの理解: 各パーツの役割や動作原理を学ぶことで、PC全体の仕組みを深く理解できます。
  • トラブルシューティング能力: 自分で組み立てたPCだからこそ、トラブルが発生した際の原因特定や対策が迅速に行えます。

表: 自作PCのメリットと市販PCの比較

メリット自作PC市販PC
カスタマイズの自由高い自由度でパーツ選定可能限定されたモデルから選択
コストパフォーマンス予算内で高性能を実現コストに対するパフォーマンスが低い
学習と経験の向上ハードウェア知識が向上既製品のため学習機会が少ない
ソフトウェアの自由度必要なソフトウェアのみインストールプリインストールされたソフト多い

自作PCのメリットは、自由度の高さとコストパフォーマンスの良さに加え、PCに対する理解とスキルの向上をもたらす点にあります。自分だけの理想のPCを手に入れるために、ぜひ自作PCに挑戦してみてください。

必要なパーツとツールについて

自作PCに必要なパーツ一覧

自作PCを組み立てるには、いくつかの主要なパーツが必要です。それぞれのパーツはPCの性能や機能に直結するため、慎重に選ぶことが重要です。

1. CPU(中央処理装置)

CPUはPCの頭脳とも言える重要なパーツです。高性能なCPUを選ぶことで、全体の処理速度が向上します。

2. マザーボード

マザーボードは全てのパーツを接続する基盤で、各パーツの互換性を確認するために重要です。

今回は「TUF Gaming H370-PRO」というモデルを購入しました。

私の場合、マザーボードのスペックが自分のやりたいコトと合うか分からなかたので、パーツ専門店の店員さんに相談して決めました!

3. メモリ(RAM)

メモリは、PCの作業スペースを提供するパーツです。容量が多いほど、多くの作業を同時に処理できます。

crucial DDR4の16GB×2枚です。

4. ストレージ(HDD/SSD)

ストレージはデータを保存する場所です。SSDは速度が速く、HDDは容量が大きいのが特徴です。

5. グラフィックカード(GPU)

GPUはグラフィック処理を担当します。ゲームや動画編集をする場合には、性能の高いGPUが必要です。

はじめはグラフィックカードは購入しませんでした。PCゲームなど滑らかな画像処理が必要なソフトウェアにはグラフィックボードが必須になります。

マザーボードにも小さなGPUが内蔵はしています。ドキュメント作成やブラウザ検索であればとくには不要でしょう。通常のYoutubeなどの動画視聴でも問題ないでしょう。

6. 電源ユニット(PSU)

電源ユニットは全てのパーツに電力を供給します。安定した電力供給のために、高品質なものを選びましょう。

PCゲームをするなら700以上のモデルを推奨されましたが、この時は特に考えていなかったので550Wモデルにしました。

「80PLUS」という認証モデルは合った方がいいみたいです。

7. PCケース

PCケースは全てのパーツを収納する箱です。エアフローやデザインも考慮して選びます。

「黒鉄」という激安のケースにしました。クリアケースにしてマザーボードなどの光も楽しみたい方は、高めのPCケースをご購入されてもいいと思います。

パーツ一覧表

ここまで説明したパートの一覧を紹介しました。

パーツ名役割
CPU中央処理装置。PCの頭脳
マザーボード全てのパーツを接続する基盤
メモリ(RAM)作業スペースを提供する
ストレージ(HDD/SSD)データを保存する場所
グラフィックカード(GPU)グラフィック処理を担当
電源ユニット(PSU)電力を供給する
PCケース全てのパーツを収納する箱
ちなみに自作PCの購入金額は13万円程度でした。スペックはCPU Interl Core i7、メモリ32GB、SSD1TBです。カメラなどの機能はありません。2024年では円安でもっと値段は上がっているかもしれませんので調べてみてください。

自作PCに必要なツール

PCの組み立てには、いくつかのツールが必要です。基本的にはプラスドライバーが必須です。静電気リストバンドは、私は使いませんでした。

(その代わり、CPUなどの装着前には木製の物や壁などを入念に触れて静電気を流してから作業に取り掛かりました。)

  • プラスドライバー: ほとんどのパーツの取り付けに使用します。(必須
  • 静電気防止リストバンド: パーツを取り扱う際に静電気によるダメージを防ぎます。(あればよい)
  • ピンセット: 小さなコネクタやネジを扱う際に便利です。(あればよい)
  • ケーブルタイ(結束バンド): ケーブルマネジメントを整えるために使用します。(あった方がよい)
  • 作業マット: パーツの滑りを防ぎ、作業をしやすくするためのマットです。(どっちでもよい)
ツール名用途
プラスドライバーパーツの取り付け・取り外しに使用
静電気防止リストバンド静電気によるパーツのダメージを防ぐ
ピンセット小さなコネクタやネジの取り扱いに便利
ケーブルタイケーブルを整理・固定するために使用
作業マット作業中のパーツの滑りを防ぎ、作業をしやすくする

これらのパーツとツールを準備することで、スムーズに自作PCの組み立てを進めることができます。正確に選び、必要なツールを揃えて、安心して作業に取り掛かりましょう。

パーツの取り付け手順

組み立ての基本手順

自作PCの組み立ては、手順をしっかり守れば簡単です。以下では、パーツの取り付け手順をステップバイステップで解説します。

1. ケースの準備

まずは、PCケースを準備します。箱から取り出し、付属のネジやアクセサリーを確認します。

  • サイドパネルの取り外し: ケースの両側のパネルを取り外して内部を確認します。

2. CPUとクーラーの取り付け

CPUとクーラーの取り付けは慎重に行いましょう。特にピンの曲がりに注意が必要です。

  • CPUの取り付け: マザーボードのソケットにCPUを慎重にセットします。ピンの向きを確認して、レバーを下げて固定します。
  • クーラーの取り付け: CPUクーラーをCPUの上に取り付けます。クーラーの取り付け方は製品によって異なるため、説明書をよく読みましょう。

CPUの取り付け

CPUはとてもデリケートな部品なので注意深くマザーボードにセットしましょう。

しっかりと固定

クーラーの取り付け

CPUの発熱を逃がすためにCPUの上にクーラーを取り付けていきます。

クーラーの部品をネジで取り付けます。(購入しているクーラーによって形などは変わってくるでしょう。)

ファンを設置したらクーラーは完成です。

3. メモリの設置

メモリの取り付けも重要です。正しいスロットに確実に差し込むことがポイントです。

  • メモリスロットの確認: マザーボードの説明書を見て、メモリスロットの配置を確認します。
  • メモリの差し込み: メモリをスロットに垂直に差し込みます。カチッと音がするまで押し込みます。

4. ストレージの取り付け

ストレージ(HDD/SSD)は、PCのデータ保存に必要不可欠です。取り付けも簡単です。

今回はM.2タイプのSSD(1TB)を購入しました。

こんなに小さいんですね~!

5. 電源ユニット(PSU)の設置

電源ユニットはPC全体に電力を供給します。確実に取り付けることが重要です。

  • PSUの設置位置の確認: ケース内のPSU取り付け位置を確認します。
  • PSUの固定: PSUをケースに差し込み、ネジでしっかりと固定します。全てのパーツに電源ケーブルを接続します。

6. グラフィックカード(GPU)の取り付け

最後に、(購入している人は)グラフィックカードを取り付けます。これで基本的なパーツの取り付けは完了です。

  • PCIeスロットの確認: マザーボードのPCIeスロットを確認します。
  • GPUの固定: GPUをスロットに差し込み、ネジで固定します。電源ケーブルを接続します。

マザーボードをPCケースに取り付ける

PCケースの後ろ側に、LANケーブルなどを挿す用の部品を取り付けます。

マザーボードもがんばって取り付けましょう!結構小さいネジなので、大変かもしれません。

パーツ取り付け手順一覧表

手順詳細内容
ケースの準備サイドパネルの取り外し、スペーサーの取り付け
CPUとクーラーの取り付けCPUのセット、クーラーの固定
メモリの設置メモリスロットの確認、メモリの差し込み
ストレージの取り付けストレージベイの確認、HDD/SSDの固定
電源ユニット(PSU)の設置PSUの設置位置確認、ネジで固定、電源ケーブル接続
グラフィックカード(GPU)の取り付けPCIeスロットの確認、GPUの固定、電源ケーブル接続

各パーツを正しく取り付けることで、PCは正常に動作します。次のセクションでは、配線と最終チェックの手順について詳しく解説します。

配線と最終チェック

配線の基本

PCの組み立てが終わったら、次は各パーツを適切に配線する必要があります。配線が正しく行われていないと、PCが正常に動作しない可能性があります。

1. 電源ケーブルの接続

電源ユニット(PSU)から各パーツに電力を供給するためのケーブルを接続します。以下のポイントに注意しましょう。

  • マザーボード電源ケーブル: 24ピンのメイン電源ケーブルをマザーボードに接続します。
  • CPU電源ケーブル: 4ピンまたは8ピンのCPU電源ケーブルをマザーボードに接続します。
  • SATA電源ケーブル: HDDやSSDにSATA電源ケーブルを接続します。
  • フロントパネルケーブル: ケースのフロントパネル(電源ボタン、USBポートなど)をマザーボードに接続します。
  • ファンケーブル: ケースファンやCPUクーラーのファンをマザーボードに接続します。

ケーブルを取り付けていきましょう。基本的には口が合うものを探していけばOKです。

3. ケーブルマネジメント

美しい配線は、PCのエアフローを改善し、メンテナンスを容易にします。

  • ケーブルタイの使用: ケーブルタイを使ってケーブルを束ね、整理します。
  • ケーブルルートの確認: ケーブルが他のパーツに干渉しないよう、ルートを確認します。

結束バンドでキレイに整理しましょう。(黒鉄の場合、背面にケーブルを回すことができます。)

最終チェック

全ての配線が完了したら、PCを動作させる前に最終チェックを行います。

  • パーツの固定確認: 全てのパーツがしっかりと固定されているか確認します。
  • 配線の確認: 全てのケーブルが正しく接続されているか再確認します。
  • 電源オン: 電源を入れて、PCが正常に起動するか確認します。

以下のように起動してくれればOKです。

起動直後の画面でF2でBIOS画面を見ると、CPU、メモリ、SSDなどがマザーボードにちゃんと読み込まれていることがわかります。
※BIOSへのキーはマザーボードにより異なるので、画面やマニュアルを見て確認しましょう。

配線と最終チェック一覧表

手順詳細内容
電源ケーブルの接続マザーボード、CPU、GPU、ストレージへの電源供給
データケーブルの接続SATAケーブル、フロントパネルケーブル、ファンケーブルの接続
ケーブルマネジメントケーブルタイで束ねる、ルート確認
最終チェックパーツの固定確認、配線確認、電源オン

配線と最終チェックをしっかり行うことで、PCは安定して動作します。次のセクションでは、トラブルシューティングについて解説します。

OSのセットアップ

起動が確認できたら、一度シャットダウンして、OSインストール用のデバイス(今回はUSB型)を差し込んで、もう一度起動しましょう。

WindowsOSをインストールしていきます。最近は小さなUSB型になっています。

自動でインストールされますので、Windows画面になればOKです。

途中でクリックなどが発生するかもしれませんが、基本的には画面に従って対応すればOKでさす。

トラブルシューティング

自作PCのトラブルに備えよう

自作PCを組み立てた後、トラブルが発生することがあります。しかし、正しい手順でトラブルシューティングを行うことで、多くの問題を解決できます。このセクションでは、よくあるトラブルとその対処法について解説します。

1. PCが起動しない

PCが起動しない場合、いくつかの原因が考えられます。以下のポイントを確認してください。

  • 電源ケーブルの確認: 全ての電源ケーブルが正しく接続されているか確認します。
  • パーツの接続確認: CPU、メモリ、グラフィックカードなどがしっかりと接続されているか確認します。
  • マザーボードの電源スイッチ: ケースの電源スイッチがマザーボードに正しく接続されているか確認します。

2. 画面が表示されない

PCが起動しても画面が表示されない場合、次の点をチェックしましょう。

  • グラフィックカードの接続: グラフィックカードがマザーボードに正しく接続されているか確認します。
  • モニターの接続確認: モニターの電源と接続ケーブルが正しく接続されているか確認します。
  • メモリの再確認: メモリが正しくスロットに差し込まれているか再確認します。

3. 異音や異臭がする

異音や異臭がする場合は、すぐに電源を切り、以下の点を確認します。

  • ファンの確認: ファンに異物が挟まっていないか確認します。
  • ケーブルの確認: ケーブルがファンや他のパーツに接触していないか確認します。
  • パーツの温度確認: CPUやGPUの温度が異常に高くないか確認します。

4. システムが不安定

PCが頻繁にクラッシュしたり、フリーズする場合は、以下の点をチェックします。

  • ドライバーの更新: 全てのパーツのドライバーが最新のバージョンに更新されているか確認します。
  • メモリのテスト: メモリに問題がないか、メモリテストツールを使用して確認します。
  • 電源ユニットの確認: 電源ユニットが十分な電力を供給できているか確認します。

トラブルシューティング一覧表

トラブル確認ポイント
PCが起動しない電源ケーブル、パーツの接続、電源スイッチの確認
画面が表示されないグラフィックカード、モニターの接続、メモリの再確認
異音や異臭がするファン、ケーブル、パーツの温度確認
システムが不安定ドライバーの更新、メモリのテスト、電源ユニットの確認

トラブルシューティングは、問題の原因を特定し、迅速に対処するために重要です。これらのポイントを参考にして、スムーズなPCライフを楽しんでください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。自作PCは、自分だけの理想のPCを手に入れる最高の方法です。

また、自作PCを作成することでパソコンの中身がわかるようになりますので、システムエンジニアとして確実にレベルアップします!

ぜひ挑戦して、満足のいくPCライフを楽しんでください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次