人工知能の進化は目覚ましいものがありますが、その中でも特に注目されているのが「GPTs」です。
前回はGPTsの基本的な使い方と自分オリジナルのGPT(ブログ記事作成の時短・効率化)の作成について紹介しました。
この記事では、前回に続きブログ業の効率化を目的に「作成したブログ記事からSNS投稿文章を作成するGPT」を作成してみたいと思います。
GPTs制作の目的
まず、今回作成するGPTの利用目的をハッキリさせます。今回やりたいことは以下。
実現したいこと = ブログ記事からSNS投稿用文章を作成したい
- ブログ記事を作成する ←前回のGPTで実現
- ブログ記事のURLをGPTに入力 ←【今回作成するGPTの活用】
- GPTがSNS投稿用に100文字以内に要約 ←【今回作成するGPTの活用】
- SNS(X(旧Twitter)など)に投稿
ブログをしているとやはり「読者に読んでもらいたい」という気持ちはありますが、SEOだけでなく、SNSからも存在を知ってもらうために、投稿します。
しかし、SNSの投稿って「意外と文章を考えるのは面倒」。その割に文字数制限があったり、今じゃ有料化していて投稿をなかなか読んでもらえない、など課題は山積みです。
まずは投稿することが大事なので、投稿の効率化を図ります。
また、効率化するだけでなく「どんなことを発信しているのか」も伝えます。
GPTの作成
チャット形式でGPTBuilderに指示を送ります。前回同様、主だった機能とGPT名は提案してくれます。
チャットは何回かやりとりを行っていますが、最終的な指示文をお見せします。
- このGPTは、URLの入力を受け取った後、そのURLに基づいた内容を自分が執筆したかのような視点で日本語で100文字以内に要約します。
- 要約では、読者が興味を引く内容を敬語で礼儀正しく表現し、記事の重要なポイントを効果的に伝えます。
- SNSプラットフォームの特性に適した形式で提示し、すべての応答はポジティブで親しみやすい雰囲気を与える
- 与えられた情報から最善を尽くし、不明瞭な場合でも具体的な情報を求めずに対応を試みます。
- 要約では以下の制約に従います。
#制約
・構造的に表現する
・受動的表現「されています」や感嘆符「!」は使用しない、
・要約した文章の最後には文字数も追記する。
以上のような指示をしました。
『URLを入力しただけでその記事を参照し、100文字以内に要約する。』
これだけでかなり効率化ですよね。
その中で『礼儀正しく』や『ポジティブで親しみやすい雰囲気』などの細かなニュアンスをつけています。
そもそも要約しているのに、細かなニュアンスが表現できる余裕があるかは微妙なところですが、投稿文が失礼にならないように配慮は必要です。
【動作検証】完成したGPT「Social Post Creator」
ということで、動作検証しようと思ったのですが!
GPT作成時に何回か試行錯誤していて使用制限がかかってしまいました。
なので、少し時間を空けてから試したいと思います。
さて、利用制限が解放されたので検証の続きを行います。
投稿したURLは、1つ前に投稿した記事のURLです。
URLを投稿しただけで、内容が要約され文字数もカウントしています。
しかし、【文字数カウント】が思うように正確にいかずに試行錯誤しました。
おそらく、アルファベットは1byte、日本語は2byteと、インターネットの世界では文字のカウント方法に違いがあるからです。
そのため今回は以下のような制約を追加しています。
- 出力文章において、アルファベット、日本語、記号を含めた全種類の文字で130文字の制限を設けます
- ただし、日本語は1文字で1カウントします。
うまい文字数カウントの方法があれば、ぜひ知りたいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「URLから記事内容を要約するGPTを作成して、SNS投稿を効率化しよう」ということで実践してみました。
実際に私が行う内容ですので、今後も使うこと間違いありません。
このように、まず実際に自分が行う業務を効率化するためにGPTsはとても有用です。
「何を作ればいいかわからない」という方は、まずはどんなプロセスで業務を行っているのか流れを意識しながら、「めんどくさい」と感じている部分が置き換えられないか、を検討してみるとよいでしょう。