デジタル技術が進化する中で、私たちの日常生活にも革新的な変化が訪れています。
特に、自分だけのアバターを持つことができ、それが自分の声で話すというのは、非常に興味深いテーマです。
このブログでは、MidjourneyとElevenLabsを使って、自分の声を持つAIアバターを作る方法を簡単に説明します。
この方法を使えば、誰でも簡単に自分だけのデジタルキャラクターを持つことができます。
MidjourneyでAIアバターを作成する
まずはAIアバターを作成していきます。
今回AIアバターはMidjourneyで作成します。
Midjourneyの基本的な使い方は以下のブログで解説していますので、まだ利用したことがない方はこちらから確認してみてください。
以下のプロンプトにより作成しました。
render of attractive man ,front facing,looking at camera
アバターの注意点(失敗例)
はじめに以下のようなプロンプトで、ピクサーアニメ風のアバター画像を作成しました。
/imagine prompt: <画像のURL> cartoon 3d render of attractive man,in the style of pixar ,front facing,looking at camera
初めに以下の画像をアップロードしようとしましたが、後続の「D-ID」で顔を識別できずにアップロードできませんでした。
D-IDという動画生成AIツールでは、正面を向いた画像しか顔を判別できないようです。
その場合、上のプロンプトでも紹介していますが、「front facing,looking at camera」をプロンプトにつけてあげましょう。そうすることで正面を向いた顔画像を生成してくれます。
しかし、次の画像も今度は動画作成の段階でエラーが頻発しました。
llElevenLabsでの音声生成
音声はllElevenLabsで作成しました。
llElevenLabsであれば自分の音声をさまざまな言語に変換することができます。
ピクサー風の主人公が言いそうな言葉を、15秒程度の文章で作るようChatGPTに依頼しました。
今回作成した音声は以下になります。
自分の声で音声ファイルを作成するには、llElevenLabsの使い方を解説していますのでこちらを参照してみてください。
D-IDでの動画作成
アバターと音声ができたとこで、これらから動画を生成してアバターに音声を喋らせます。
動画生成には「D-ID」という動画生成AIツールを使用します。
まずはD-ID(https://www.d-id.com/)にアクセスし、右上の「START FREE TRIAL」をクリックします。
無料サインアップで20クレジット分の動画生成が可能です。「Sign up」ボタンから登録していきましょう。
登録が完了すると、ダッシュボードに戻るため、右上の「Create」から「Video」をクリックします。
Avatar画面で、作成したアバターをアップロードしましょう。「+」マークから画像ファイルをアップロードします。
アップロードできたら、Avarar画面から動きを設定していきます。
Emotionsでは、表情だったり動きをつけていく設定です。お好みのものを選択しましょう。
Script画面の「Upload audio」から音声ファイルをアップロードしていきます。
アップロードが完了しました。
音声ファイルをアップロードしたら、「Generate video」ボタンをクリックします。
Creditsを1消費するようです。「Let’s go」ボタンをクリックします。
しばらく時間がかかりますので待ちましょう。
もう1回アバターを作り直してみると・・・
気を取り直して、よりリアルな人間に近いアバターを作成してみます。(私ではありません)
「We’ve successfully・・・」と表示され、作成できました。
「failed to generate video」エラーによる動画作成失敗
動画作成が完了すると思いきや、ものすごく失敗します。「failed to generate video」というエラーで失敗します。
どうやらネット検索していくと、アニメ風の顔は判別が難しいようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。Midjourney×llElevenLabs×D-IDでのアバターに喋らせる方について解説してきました。
Midjourneyでアバター作成、llElevenLabsで音声作成、D-IDで音声に合わせてアバターに喋らせることを実現することができました。
とても面白いものができたのですが、フェイク動画には十分に注意したいところです。
これらを使ってどのような未来を創っていけるのかを模索しつつ、今後のAI動向に期待します。